いつの時代も多くの漫画雑誌の中で1つはラブコメ漫画が連載しているというくらいメジャーなジャンルがラブコメです。
さらにどのジャンルの漫画にもラブコメ要素が盛り込まれていることは多く、各キャラの恋愛シーンを見ることは多いでしょう。
それだけラブコメには需要があり、高い売上を記録していることが予想されます。
ということで実際にラブコメ漫画の名作がどれほどの売り上げを持っているかを調べてみました。
漫画からの派生作品の数、視聴率や興行収入を参考に売上を発行部数順に見ていきましょう。
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目次
ラブコメ漫画の売上について
挙げている作品は2000万部以上に制限しました。
2000万部という時点で大きな売上を持っているのは明らかですしわかりやすいですからね。
ラブコメ漫画の売上ということでシリアスのみの恋愛漫画は省いています。
さらに他の要素が強く、ラブコメが別ジャンルの一要素として追加されている作品も除外しました。(犬夜叉など)
ラブコメは日本では多くのジャンルの漫画にも含まれていますし、そもそも非常に多くの作品が多いことから漫画全体でトップクラスの売り上げを持っていると思っていました。
しかし実際トップの売上や発行部数は意外と少なかったです。
1億部オーバーの名作となるとほとんどがアクション漫画でしたね。
とはいえ売上の中間層は激戦区で、ラブコメ漫画が非常に多かったです。
最も高い売上を持つラブコメ作品はなんなのか?
是非参考にしてください。
魔法先生ネギま! 2000万部
あらすじ
ネギ・スプリングフィールドは魔法学校を首席で卒業した天才少年。
ある日彼は日本の学校で臨時教師をすることになった。
赴任先の学校は女子中学校であり、10歳という若さであったネギは女子たちに可愛がられる。
しかし魔法の天才であることは隠していたが、1人の生徒にバレてしまった。
このことで徐々に他の生徒にも正体がバレていってしまう。
そして魔法の存在がどんどん表面化していき、ネギは女子中学生と共に魔法バトルの世界に飛び込んでいく。
ラブコメからバトルへのテコ入れが大成功した漫画
中盤以降のバトル路線の変更もあり載せるか迷いましたが、序盤のラブコメ路線やラストまでの定期的なラブコメシーンも含め載せることにしました。
2012年2月時点で発行部数は2000万部弱を記録しているため、最終巻まで2巻を残していたことを考えると2000万部クラスよりは上の売上を持っているでしょう。
映画化の際は「ハヤテのごとく」との同時上映となり、初動興行収入は2日間で3937万円、動員数は3万人弱と高い売上を記録しました。
アニメ化も2期まで地上波、4期までOVA、5期でさらに地上波放送と安定した売上を期待されていたことがわかります。
他にもドラマ化や少ないながらもゲーム化やパチンコ化もしているため知名度や売上は高いことがわかりますね。
4月から12ヶ月連続発売されたキャラソン「声のクラスメイトシリーズ」もオリコンチャートでの最高順位は6月作品は7位、7月作品は8位、9月作品は6位、10月は10位、11月は9位、12月は9位、1月は7位、2月は10位、3月は5位。
他の月もすべて20位以内にはランクインしており、CD面でも安定した売上を持っています。
漫画からアニメ化しキャラソンや映画化をしていくという漫画の売上黄金ルードで、安定して高い水準を維持していた漫画ですね。
きまぐれオレンジ・ロード 2000万部
あらすじ
春日家は家族4人全員が超能力が使えた。
長男の恭介はある日、偶然であった美少女に一目惚れした。
しかしその後転校先の学校に向かい放課後になると、双子の妹の1人がタバコを吸う不良少女まどかとひかるの2人に絡まれている所を目撃する。
そしてまどかは学校一の不良少女と呼ばれ、一目惚れした美少女と同一人物であることに気づいた。
バスケの試合でかっこいいところを見せようとするが超能力を使わなかった結果敗北。
ふてくされて体育館で超能力を使った上で1人超ロングシュートを決めているをひかるに目撃されてしまう。
彼女は恭介に一目惚れしてしまい、ひかる→恭介→まどかという三角関係が発生してしまい…!?
週刊少年ジャンプの歴代ラブコメで最大の売上?
2020年10月にシリーズ累計2000万部を記録しました。
非常に読者が多くヒットしたラブコメ漫画も多い作品も多い週刊少年ジャンプの中で、この作品はラブコメ漫画の中で最大の売上を記録している作品。
アニメ化もされており、ヒロインは各雑誌の人気投票で1位を獲得したこともありました。
映画化もされ3作品上映されているため、売上的にも大成功していると言えるでしょう。
ジャンプ黄金期の連載のために他のジャンプ作品に比べ売上は低く、同時期の多くのモンスターラブコメ漫画に比べると売上的に差があるかもしれません。
そのため影は薄いかもしれませんが、それでも黄金期を支えたラブコメ漫画には違いはありません。
2000万部の売上も考えるとやはり、週刊少年ジャンプが生んだ名作ラブコメ漫画といえばこの「きまぐれオレンジロード」になるでしょう。
ああっ女神さまっ 2500万部
あらすじ
ある日森里螢一は間違い電話をかけてしまう。
森里は慌てて電話を切ろうとしたが、電話先の相手はこちらに向かうとだけ告げてきた。
さらにその瞬間、目の前に女神を名乗る美女が現れた。
願いを叶えてくれるというその女神に森里は女神が側にいることを願い、2人は同居することになる。
普遍的な学生だった森里だったが、この件で神属や天使といった非日常極まりない存在も現れ、何気ない日常も徐々に騒々しくなっていく。
安定した男性人気による売上
2020年6月に2500万部を突破したドタバタ系ファンタジーラブコメ漫画。
アニメ化もされておりOVAは全5話、外伝は48話放送されています。
テレビアニメ化もされ52話ほど放送されました。
映画化もされており興行収入は1.5億円。
ゲーム化やパチンコ業界にも進出し、モンスター級の売上とはいかないまでも高い知名度と売上を上げました。
平均的に高水準を維持していた安定したラブコメ漫画ですね。
めぞん一刻 2500万部
あらすじ
浪人生の五代裕作はボロアパートの一刻館に住んでいた。
非常識な住民ばかりで引っ越しも考えていたが、ある日管理人として未亡人の美人音無響子がやってくる。
友作は彼女に一目惚れしたことでこのアパートに残ることを決意。
友作の恋愛は住民たちに冷やかされながら進んでいく。
浪人から大学入学、卒業、就職と人生が進んでいく中で友作と響子の恋愛の結末は一体どうなるのか!?
80年代ラブコメレジェンド作家の一作
2007年5月で2500万部を記録したラブコメ漫画。
ここまではただの名作ラブコメ漫画に感じますが、めぞん一刻の作者はこれだけではありません。
後に紹介するレジェンド級ラブコメ漫画「うる星やつら」「らんま1/2」をあわせて80年代手前から90年代中頃まで連載していました。
2500万部の売上を持つめぞん一刻だけでも凄まじいのに、これらすべての売上を合わせたら一体いくらになってしまうのでしょうか?
もちろん1億部オーバーの名作も凄まじいことには変わりませんが、3作ということは各々に映像化ゲーム化が合わさっているためかなり高い売上になるでしょう。
めぞん一刻ももちろんアニメ化、ドラマ化、映画化、ゲーム化されています。
アニメ化は2年近くの放映、実写映画化の興行収入は2.5億円、ドラマ化の視聴率は浪人編で12.1%と映像化では大成功。
80年代から2000年手前頃にはゲームもいくつか制作され、現在はパチンコとして多くの台がリリースされています。
2500万部という数字はラブコメ漫画では激戦区で様々な作品がありますが、この作品はその枠には収まらないほどの売上になりますね。
作家という枠までみれば、このラブコメ漫画売上記事の中でもトップと言えるほどの売上を持っているでしょう。
MIYUKI 2500万部
あらすじ
主人公若松真人は夏休みに友達と海辺の民宿アルバイトを始めた。
真人が気になっていた鹿島みゆきもバイトに来ている上彼女自身も真人が気になっていたが、真人の告白は成就しなかった。
友達の慰めもあって偶然いた美少女と仲良くなることになったが、後日その美少女は血のつながらない妹のみゆきということが判明。
妹であるため手を出してはいけないという気持ちと2人きりの生活。
告白が成就しなかったとはいえ仲がいいままの鹿島みゆきとの関係。
2人共美少女であるが故にモテモテになっていることでのんびりしてはいられない。
複雑な関係に心揺さぶられながら真人はどちらのみゆきを選ぶのか!?
リアルタイムで進む三角関係
2020年4月に2500万部を記録したリアルタイムラブコメ漫画。
現実の時間と連動するという異例の作品であり、1980年から4年間の時間が漫画の中で流れています。
リアルタイムと連動するなんてストーリーの起承転結が非常に難しいことは明らかです。
その中でこの売上を樹立するなんてあだち充の実力の高さが察せられますね。
派生作品としてはテレビドラマ化、テレビアニメ化、実写映画化があります。
3種類の映像化を含めると同クラスや少し上の発行部数を記録するラブコメ漫画の中では高い売上となるでしょう。
BOYS BE… 2500万部
概要
エピソードごとに登場人物が変わっていくオムニバス形式のラブコメ漫画。
そのため基本的にはそのエピソードのへたれ男子主人公が身近な女性とひと悶着ありながらも恋愛していくというストーリー。
ラブコメは男子学生目線で進行し1話完結、あっても3話ほどで完結。
純愛ハッピーエンドストーリーが基本だが少年漫画らしくお色気シーンやハプニングシーンもあるドタバタ系ラブコメ。
今の少年ラブコメ漫画の王道を描いた中でトップクラスの売上
近年の少年漫画は恋愛未経験で右往左往する男子主人公が基本ですが、この作品はそのジャンルのラブコメの中でトップの発行部数2500万部を記録しています。
さらにオムニバス形式という短編の集いにもかかわらずマガジンの長寿作品でもあるというのも驚異的。
1クールとはいえテレビドラマ化やテレビアニメ化も成されました。
2500万部は激戦区で同発行部数にラブコメが集約されているだけでなく、「弱虫ペダル」「エヴァンゲリオン」「暗殺教室」など有名所が数多く存在。
ラブコメは激戦区の中の激戦区ですからこれらの作品に比べるとやはり知名度や売上は低めですかね。
ふたりエッチ 2700万部
あらすじ
社会人としては有能だったが恋愛は全くで結婚するまで童貞だった主人公真。
その結婚相手の優良も恋愛には奥手で結婚までは処女だった。
お互いが性行為に対して初心者だったが、2人は良き夫婦を目指し性生活を改善していく。
性行為の教科書とも呼ばれた一般青年誌であり脅威の売上
題材やタイトルにエッチが含まれているにも関わらず、性的描写は少女漫画程度であり成人コミックにはなっていません。
ストーリーも性生活の悩みを解決することがメインで進んでおり、お色気漫画というわけではないということから当時の学生は性行為の教科書と呼ぶ人もいたでしょう。
性行為が題材である漫画は売上が伸びづらい中、この漫画は2019年3月には2700万部を売り上げるという驚異的な記録を打ち出しました。
映画化もされ、トップクラスの売上を上げているとは言えませんが2011年には4作、2019年には2作も作られました。
とはいえさすがにテレビドラマ化はWOWOWの3話のみ。
アニメ化に至っては短い3巻程度のOVAのみと少なめの映像化。
映画化に関しても2011年シリーズはそもそも1ヶ月未満の限定公開のみ。
他の3000万部クラスの漫画の中では売上は少ないほうでしょう。
しかし先に述べたとおりこのジャンルで2700万部の売上ということが驚異的ですし、性の教科書とも呼ばれるほどの高い知名度は凄まじいと言えます。
ときめきトゥナイト 3000万部
概要
第1部、第2部、第3部と主人公やストーリーが変わるファンタジーラブコメ漫画。
第1部では吸血鬼と狼女のハーフと彼女が恋した不良少年のラブコメ。
第2部では普通の人間から異能力を手に入れた少女と、第1部主人公の弟であり幼馴染狼男のラブコメ。
第3部では第1部の娘であり大魔女になるとも言われている少女と、人間界へ逃亡した魔界人の息子であり少女の初恋の人でもある少年のラブコメ。
どれもが様々な異能力を持つ魔界人や人間が入り混じったストーリー。
ファンタジーキャラが中心の作品では売上トップ
2021年3月に3000万部を突破したファンタジーラブコメ漫画。
登場人物のほとんどが吸血鬼や妖精、宇宙人、魔女、超能力者など、ファンタジーに特化した上でラブコメが中心の漫画ではトップの売上を持ちます。
テレビアニメ化もされ、放送された木曜日19時~19時半という枠で国産のアニメは史上初でもありました。
2009年にはDVD-BOXも発売されています。
とはいえ3000万部クラスの漫画「デスノート」「家庭教師ヒットマンREBORN!」と比べると売上は少々低めでしょう。
派生した作品が1年弱のアニメ化のみというのはいささか辛いですね。
フルーツバスケット 3000万部
あらすじ
女子高校生の本田透は山で1人テント暮らししていた。
ところがある日、土砂崩れによってテントを失ってしまう。
そこは同級生の草摩一族の土地であったが、このことがきっかけで草摩一家に居候させてもらえることになった。
しかし草摩一族は異性に抱きつかれると獣に変身してしまう体質を抱えていた!
さらにその家にはファンクラブがあるほどのイケメン同級生もいて…!?
ギネスブックに載るほど人気から高い売上を持っていそうだが…
2018年11月で3000万部の売上を記録したラブコメ漫画。
さらに2007年には「最も売れている少女漫画」としてギネスブックにも認定されています。
2001年にはTVアニメ化もされ26話まで放映されました。
2019年からはスタッフやキャストを一新した上で1st、2nd、FINALシーズンと放映されています。
発行部数や3シーズンものアニメ化から高い売上を持っていそうですが実際はそうではありません。
というのも近年のアニメは動画配信サービスなどが普及したことで円盤の売上が芳しくないんですよね。
2019年春のアニメはほぼ全てがワーストクラスで売上が上がらなかったんです。
ゲーム化や映画化が進んでいれば別ですがそれもなく、同じ発行部数のモンスターラブコメ漫画「うる星やつら」と比べると少し辛いですね。
とはいえ3000万部というだけで凄まじい売上を持っているはずなので、発行部数が大きく離れている下の作品と比べれば遥かに高い売上を持っていると言えるでしょう。
うる星やつら 3000万部
あらすじ
宇宙人である鬼族との戦い「鬼ごっこ」によって地球代表に選ばれた高校生諸星あたる。
鬼族代表のラムを追いかけている最中、あたるが恋人への意気込みとして発言した「勝ったら結婚」の言葉をラムは自身に向けての言葉だと勘違いした。
結果、ラムはそれを受け入れ鬼ごっこは人間側が勝利。
ラムはあたるの家で同居することになり、鬼族と人間のドタバタラブコメディが始まっていく。
1話完結型で登りつめたモンスター売上
多くのストーリーが1話完結型にもかかわらず、長期連載の末に3000万部の売上を叩き出したモンスターラブコメ漫画。
2019年4月に3000万部を記録しましたが、この作品はアニメのほうが有名でしょう。
80年代の若者に衝撃を与え一時代を築き上げたとも言えるほどの知名度を持っています。
TVアニメは4年半という長きにわたる放映、さらに6作の映画と多くのOVAが作られています。
映画では3が興行収入11.7億という売上を叩き出し、大台の10億を乗り越えました。
ゲームに置いても80年代から2000年を超えてまで多数の作品が作られました。
パチンコでもうる星やつらシリーズの売上は半端じゃなく、CMが流れていた時期もあるためパチンコに興味がない人でも知っている人は多いでしょう。
結果、商品化において100億円以上売上を作るというこの時代のラブコメ覇者とも言える作品でした。
同じ3000万部の売上というと「サラリーマン金太郎」「デスノート」「家庭教師ヒットマンREBORN!」「フルーツバスケット」が存在します。
しかし発行部数が同じであっても売上でいうとうる星やつらが飛び抜けていますし、さらに多い発行部数を持つ漫画よりも高い売上を記録していてもおかしくはないでしょう。
君に届け 3300万部
あらすじ
北海道のとある高校に入学した黒沼爽子。
彼女は地味な見た目と長い黒髪のせいで「貞子」というあだ名が付き、周りから避けられていた。
しかし人気者の風早翔太と仲良くなったことで打ち解けるようになり、徐々にクラスメイトとして馴染めるようになっていく。
不器用な笑顔も徐々に変わっていき、そんな自分が馴染むきっかけにもなった風早に恋に落ちるのは当然のことだった。
これはそんな恋愛や友情といった爽子の高校生活の青春を描いた物語。
実写映画化が爆発的に成功した作品
2019年10月で3300万部を記録したラブコメ漫画。
テレビアニメでも第2期まで放送されており、少ないながらもニンテンドーDSでゲーム化もされています。
ドラマ化はされませんでしたが実写映画にもなり、興行収入は15.3億円と相当な売上を記録。
初動でも2日間で2億強の興行収入を記録し、映画観客動員ランキングでも2位を記録しています。
非常に高い売上を持ち、十分に映像化が成功していると言えますね。
3300万部というと同じく3300万部の「3×3EYES」、3200万部の「ちびまる子ちゃん」が挙げられます。
国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の上を行く発行部数ではありますが、このあたりは漫画から派生した作品がどうヒットするかで売上が大幅に変わってきていますね。
イタズラなKiss 3500万部
あらすじ
高校時代、入学と同時に新入生代表にもなった直樹に一目惚れした相原琴子。
仲良くするチャンスもなかったが、2年間片思いをし続けた結果ラブレターを渡すことを決意する。
しかし無情にも受け取ってもらうことすらされずに振られてしまった。
さらに新しい相原の戸建ても自身によって倒壊してしまう。
絶望的な状況の中、父の友人である家にしばらくの間居候させてもらうことになったが、そこはなんと一目惚れした直樹の家だった!
相原は直樹の冷たい態度を幾度も取られながらも垣間見える優しさに心を揺さぶられていく…。
台湾で高い視聴率を記録した作品
2016年10月に3500万部を記録し海外映像化で大ヒットしたラブコメ漫画です。
海外テレビドラマで高い視聴率を記録し高い売上を持つであろうことが予想されます。(ラブコメか恋愛か微妙なところですが…)
特に台湾でも3シリーズ放送されている中、2005年には台湾のテレビドラマ年間最高視聴率1位を記録しています。
日本でも3シリーズドラマ化されていますし、韓国やタイでもドラマ化されたことから国際的に高い売上を持つことがわかりますね。
さらに映画でも中国で「一吻定情」として14.6億万円ほどの興行収入を記録し高い売上を出しました。
日本の映画化はそれほどうまくいった様子ではありませんが、それでも世界という広いフィールドでヒットすると高い売上を記録できますね。
3500万部という発行部数はラブコメ漫画の1つの目の限界に近い売上です。
3500万部に迫るラブコメ漫画の数は非常に多いですし、ここから先のラブコメは飛び抜けた2作品しかなく、この作品が一種の壁になっています。
ラブコメ漫画以外でいうと近い発行部数を持つ漫画は3600万部の20世紀少年、3500万部のDr.スランプアラレちゃん、同じく3500万部のダイヤのエースなどがありますね。
このあたりはどれも高い知名度と売上を持ちながらも全く知らない人もいる微妙なラインになっています。
らんま1/2 5300万部
あらすじ
子供の頃から無差別格闘の修行を行っていた高校生早乙女乱馬。
彼とその父親が中国で修行している最中、悲劇的伝説を持つ泉に落ちてしまった。
その結果父はパンダの姿に、乱馬は女の子の姿になってしまい、さらに水を被ると女性化、お湯を被ると男性化する体質を手に入れてしまう。
その後日本に帰国した際に乱馬は天道家の許嫁であることを知り、半分女の子ということで男嫌いの天道あかねの許嫁になることが決定してしまった。
同じ高校に通いお互い格闘術の上級者であり男嫌いの許嫁ということで2人は騒々しい日常を送っていくことになる。
モンスターラブコメ作家のラブコメ最高傑作
2014年8月には5500万部を記録したちょっとセクシーで可愛いドタバタラブコメ漫画。
モンスターラブコメ作家高橋留美子さんが描いたラブコメ漫画の中で最も高い売上を出した作品です。
このページだけで3作品も載せていますね。
もちろんらんま1/2は映像化でも大成功しました。
単発スペシャルテレビドラマでは視聴率7.9%とちょっと低めの結果。
しかしらんま1/2の人気の多くはテレビアニメ化とゲーム化の方にあります。
アニメ化の平均視聴率は9.5%、最高視聴率は16.1%であり平日午後の番組では調査局中1位を記録しました。
さらにアニメは3年間も放送が続いたという点でも高い売上を出していたことが把握できるでしょう。
加えてらんま1/2はゲームでも大ヒットし数多くのゲームが作られているので、ラブコメのゲーム化という点ではトップクラスの売上を持っていますね。
5300万部の売上というと近い作品に5400万部の「クレヨンしんちゃん」や5300万部のミナミの帝王があります。
さらに最近でいうと5000万のハイキューがありますね。
これらの作品は日本の漫画を好む人なら1つは知っている作品で、発行部数だけで見ても高い知名度と売上を持つことがわかるでしょう。
花より男子 6100万部
あらすじ
名門家系などの大金持ちが揃う学校英徳学園。
そこに一般家庭と比べても貧乏な牧野つくしが入学した。
英徳学園にはF4と呼ばれる名門家系の中でもさらにトップクラスの大金持ち4人組がいる。
彼らに気に入られるべく周囲がいじめや差別などを行い、さらにF4も気に入らない人物に「赤札」を付け、学校全体のいじめのターゲットにしていた。
しかし入学早々につくしはF4とのトラブルで赤札を貼られてしまいいじめのターゲットとなってしまった!
つくしは学校全体のいじめという厳しい状況の中雑草根性を見せつけ、みんなが恐れるF4にすら立ち向かっていく。
そんな中、つくしの周囲と違う行動にF4の人間が恋に落ちてしまい…?
1億部に届かないまでも多くの映像化による圧倒的な売上
栄えあるラブコメ漫画ナンバーワン売上を持つ花より男子ですが、この作品でも1億部には届きませんでした。
2018年4月で6100万部ですので2021年現在でも1億部に到達していることはないでしょう。
しかし1996年にはアニメ化、2005年と2007年にはすでにドラマ化しています。
ドラマ化の方は1,2共に平均視聴率20%という高視聴率を叩き出し、最高視聴率も27.6%と高い数値を出しました。
さらに映画化もされており、1995年の実写映画では配給収入4.2億円。
これだけでも非常に高い数字ですが、2008年の「花より男子F(ファイナル)」では興行収入77.5億円と日本の実写映画全体の中でトップクラスの売上を叩き出しています。
6000万部というと売上が近い漫画は6000万部の「テニスの王子様」や、同じく6000万部の「ろくでなしBLUES」がありますね。
発行部数を見ると多くの人が知っていてそのジャンルの代表作でありながらも一時代を築き上げた漫画とは言いにくい。
しかし花より男子は映像化が飛び抜けているので十分時代を築いた売上を持つ漫画と言えるでしょう。
少ないながらもゲーム化もされており、そちらでもある程度の売上はあると思われます。
花より男子は少々古めの漫画ではありますが実写映画が優れているのでそちらで楽しむのもアリでしょうね。
【ラブコメ漫画売上まとめ】最新のラブコメでモンスター作品はまだ生まれていない…
いかがでしたでしょうか?
若い人は特に意外な結果だったのではないでしょうか。
ラブコメ漫画は最新作どころか2000年以降の連載としても2000万部を超える売上を出した作品は全然ありませんでした。
ほとんどの作品が80年代後半か90年代をメインに連載し、徐々に売上を伸ばしていく作品ばかりです。
令和の若い人に有名な「ToLove」「五等分の花嫁」「かぐや様は告らせたい」「ハヤテのごとく」などは1000万台止まりでした。
さらに言えば1億部を超える作品はラブコメ漫画としては1作品もなかったのです。
ナルトや鬼滅の刃、タッチといった別ジャンルに強くラブコメ要素を混ぜている作品であればあったんですがね。
やはり数多くの作品が生み出されるラブコメジャンルは激戦区のため、読む人が他の漫画に比べて分散されやすい。
加えてアクションやアドベンチャーに比べるとラブコメのみの作品は長期連載しにくいのもありますね。
いつか1億部を超えるモンスターラブコメの登場も期待したいところです。
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