普段から1つのジャンルとして人気なラブコメ。
でも具体的にいったいどのようなジャンルのエンタメなのか?
恋愛ジャンルとわけているのはなぜなのか?
なんとなくでこの言葉を使っている人もいるのではないでしょうか。
そんな人達のために例を交えてラブコメを解説していきます。
そもそもラブコメとは?
ラブコメとは恋愛エンタメ系のジャンルの1つでラブコメディの略語。
恋愛とは別ジャンルとして捉えている人がいますが、正確には恋愛の中で枝分かれしたジャンルの1つがラブコメと言います。
イメージとしての恋愛漫画はラブストーリーが一番近く、ラブロマンスが次点の人が多いでしょう。
ラブコメは恋愛ジャンルの中でもギャグ要素が多く、笑いをベースにしているので恋愛ものが苦手な人でも読みやすいところが特徴ですね。
ラブコメディは、ロマンティック・コメディ(英: romantic comedy)を意味する和製英語[1]。略称はラブコメ。
wikipedia
作品ジャンルのひとつで、恋愛を主題にしたコメディ(喜劇)を呼ぶための日本での呼びかた。なお、作品の分野は問わない。漫画、アニメ、小説、演劇、映画、ドラマ 等々、ともかく恋愛を主題にしたコメディ。
とはいえ実際にはほとんど同じものとして捉えている人も多いでしょうね。
実際、ギャグ要素が強い作品であればラブコメと断言できるのですが、少しだけ交えている作品ですとジャンル分けが難しいところ。
ほんの少しギャグを交ぜてストーリーを明るくポップな作品にしていると非常に線引きが難しい。
ただあまりにもギャグ要素がないとラブストーリーかラブロマンスになるでしょう。
ギャグを想像できないジャンル、「不倫」や「火遊び」を題材にした漫画なども外れてきますね。
ラブコメとはどんな作品を指すの?
例えばですが、少年漫画の恋愛漫画はラブコメ漫画の割合が非常に多いです。
それは読者がそもそもシリアス系恋愛漫画を求めていると言うよりはポップなハーレム漫画を求めているからだと言えるでしょう。
例を上げますと、
ToLoveる
いちご100%
などがそれに当たりますね。
それ以外にもギャグ系が強かったりストーリーが非常にポップな作品ですと
かぐや様は告らせたい
からかい上手の高木さん
などが当たります。
少年漫画で恋愛シーンが多くてもアクション要素が強く、ハーレムでない作品はラブコメジャンルにはならないことが多いです。
他のジャンルの漫画の盛り上げ要素として使われることは多いですね。
犬夜叉などがそれに当たります。
少女漫画作品は多くが純愛ものであり、シリアスなストーリーがほとんどであるラブコメと称する作品の割合は少なくなります。
逆ハーレム作品であってもシリアスな作品がほとんどですね。
これは男性がラフに恋愛ジャンルを楽しみたいのに対し、女性は作品に感情移入し自分を主人公と置き換えれるような作品を求めているからでしょう。
例をあげますと、
ベルサイユのばら
王家の紋章
などですね。
花より男子やのだめカンタービレはシリアスさが薄めで非常にストーリーがポップなのでラブコメよりですが、ギャグ要素が薄めなので微妙なラインです。
少女漫画ですとギャグ要素がほとんどない作品ばかりなので、ギャグ要素が多少少なくても他に比べ線引きは甘くなるかも。
作品が少年漫画か少女漫画か青年漫画かでジャンルの線引きラインは変わるでしょうね。
恋愛の繋ぎとしても使われる
ドラマで多い恋愛作品はよく恋愛シーンの繋ぎとしてコメディシーンが使われていますよね。
この場合はあまりラブコメとは呼びません。
繋ぎの部分で視聴者を飽きさせないための配慮ですね。
漫画やアニメ作品はかなりの割合でラブコメと称するのに対し、ドラマ作品は明確にギャグシーンを基盤としていないとラブストーリーやラブスロマンスとなることが多いです。
これはドラマや実写作品はシリアスさがもろに視聴者に伝わりやすく、コメディシーンが交ぜてあっても笑いよりシリアスな恋愛シーンの重要性が強いからでしょう。
【ラブコメとは?まとめ】各ジャンルを簡単にまとめると…
恋愛ジャンルには似たようなジャンル分けが非常に多くあります。
個人的な仕分けですが、簡単にわかりやすくしてみました。
- ラブコメディ:ギャグシーンが多く盛り込まれているorハーレムor恋愛ストーリーより見やすさが重視される・2次元作品が多い
- ラブストーリー:一般的な人間が感情移入しやすいストーリー・感動的なストーリーであることが多い・日本作品が多い
- ラブロマンス:一般的な人間が憧れるような舞台or現実的ではない舞台・劇的な展開とハッピーエンドになりやすい・海外作品が多い
こうして分けてみると意外と呼び方によって違ってきますよね。
ただ個人のイメージが付与されることも多いので、思ったジャンルと違うことも多いです。
あくまで目安として覚えておくと便利ですよ。
ちなみに作家さん的にもかなり違う様子。
有名作家のニコラス・スパークスさんもラブストーリーとラブロマンスの違いは自身のHPで回答していました。
簡単に言うとラブストーリーは劇的な舞台でラブストーリーは普遍的な舞台、ラブロマンスは魅力的な男性を虜にするハッピーエンドであり、ラブストーリーは悲劇的展開が多いとのこと。
英語が読める人は参考にしてみると作家さんの考えがわかって面白いですよ。
ちなみにgoo辞書を参照してみると
ラブ‐ロマンス:恋愛事件。恋物語。ラブアフェア。
ラブ‐ストーリー:恋物語。恋愛小説。
ラブ‐コメディー:コメディー風の青春恋愛ものの少年少女漫画やテレビドラマなど。ラブコメ。
goo辞書
恋愛作品を選ぶときの参考にはなりませんが、イメージ的にはラブコメ以外ほぼ一緒なので人によってズレが生じるのも仕方ないですね。
ラブコメが好きな人は下記の記事をどうぞ。
コメント