史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する~剣聖と魔帝、2つの前世を持った男の英雄譚~を読んでみて感想を書いてみました。
非常にテンプレ要素の強いなろう系になっています。
無双、ちやほや、ギルド、周囲の反応、主人公の態度すべてがテンプレなろう系。
好みが非常に分かれますがなろう系が好きな人なら好きになる漫画でしょう。
ネタバレもあるのでご注意ください。
目次
【史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する~剣聖と魔帝、2つの前世を持った男の英雄譚】~の基本情報
柑橘ゆすら
亀山大河
青乃下
出版社:集英社・ヤングジャンプコミックス
2019年11月19日1巻発売
2020年4月17日2巻発売
あらすじ
相沢悠里は日本で生まれた普通のサラリーマン。
しかし30代の頃に異世界に転生を果たす。
1度目の転生で魔法を使える世界に感動した彼は多くの修業によって「魔帝」と呼ばれるほどになった。
さらに2度目の転生で剣を極めようと思った彼はまたも「剣聖」と称されることになる。
毎日戦う日々と最強という退屈さ、助けた人間にも化け物と嫌悪される人生に辟易した彼はもう一度転生を望む。
そして等級SSSの転生の魔石を手に入れ、100%自分のために生きることを夢見て3度目の転生を果たした。
アイザワ・ユーリはこれらの記憶を思い出し、稀有な存在として冒険者になることを決意する。
どんなストーリー?
主人公が異世界転生によって圧倒的な力で無双するテンプレなろう系。
そのせいかことあるごとに挑発的な輩が登場します。
それを軽くいなして尋常じゃない力を見せつけていくストーリー。
ストーリーの主体は学園モノや冒険モノではなくギルド系。
テンプレ系なだけあって主人公の力に周囲がヤバいくらい驚きますし、過剰なくらいちやほやしています。
主人公はなにか行動を起こせば関連スキルを小中大と習得できます。
しかしこの世界のスキルは何年も修行してようやく1つ覚えられるとのこと。
付与魔法や魔法レベルもかなり低いですね。
そのためちょっと戦えば剣術であろうが魔術であろうが周りの人間は必ず驚いています。
周りの人間も基本的には美人女性ばかり。
そのテンプレ要素がかなりの速度でサクサク展開ところがこの漫画の魅力でしょう。
無双おとぼけ主人公
最強系主人公です。
固有能力は「魔帝の記憶」と「剣聖の記憶」。
どちらも等級SSSで関連スキルの習得速度が100倍になります。
成長速度アップ系のスキルですが習得スキルはおなじみテンプレ系も完備。
異空間収納や属性魔法などなど、そのどれもがこの世界の同じ魔法の数段上で再現されています。
ステータス画面もありますが前世にはなかった様子。
最初にスライムをテイミングして「ライム」と名付けました。
人格や記憶に関しては前世が優先なのか現世が優先なのかよくわかりません。
前世や前前世の記憶が蘇った時に余裕感もありませんしだいぶ戸惑っている様子が窺えます。
ちょっとしたスキルにも感動していますしね。
転移したにしてはスキルへの感想がおかしいですし、転生したにしてはいきなり大人スタートなので主人公の立ち位置が微妙。
名前もサラリーマン時代からカタカナに変わっているだけですし…。
性格的にはおとぼけ系の主人公。
毎回異常なまでに驚かれていますが、「え?普通だろ?」というテンションを常に維持。
この点でもテンプレなろう系主人公であると言えるでしょう。
意外にもハーレムやお色気要素は少なめ
テンプレなろう系を楽しむ漫画ではありますが今の所ハーレムやお色気要素は少なめ。
とはいえもちろん仲間たちには女性が集まってきますし、ある程度好感度は高めではありますが。
あくまで主人公に常にすり寄ってきたりはしない程度。
男性の仲間は今の所登場していませんね。
メインの女性仲間もいますがあまり焦点はあたっていません。
どんな人間かわかるほどではなく、主人公の行動に驚いたり突っ込んだりする程度になっています。
【ネタバレ感想まとめ】史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する
本当にテンプレ的ななろう系です。
戦闘方法からストーリー、周りの人間の言動、主人公の強さと態度、全てがテンプレを兼ね備えていると言っていいでしょう。
ギルド所属の無双テンプレなろう系が読みたい人にはぴったりの漫画ですね。
しかしテンプレ系に飽きた人には不向きでしょう。
良くも悪くも好みがはっきりと分かれる漫画になっています。
無料で試し読みもあるのでぜひご利用ください。
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