ヤンキー漫画の超新星とも言える東京卍リベンジャーズの面白さを詳しく解説していきます。
現在アニメ化や映画化で人気がうなぎのぼりの東京卍リベンジャーズ。
流行る前からヤンキー漫画好きの間では面白いという人も多く、筆者ももちろん大好きでした…!!
人気ヤンキー漫画や代表的なヤンキー漫画って少し古かったりしてあまり大衆向けに面白いわけではないんですよね。
スポ根とかと一緒で熱い性格の登場人物も今どきではなくて受け入れられないことも多い…。
そんな流行りから逆風にさらされている中で大人気になった東京卍リベンジャーズはすごいと思います。
漫画にしろアニメにしろ映画にしろ、東京卍リベンジャーズを見ようか迷っている人の後押しになればと思いあらすじを含めて感想を書いてみました。
ネタバレはないので安心してくださいね。
目次
東京卍リベンジャーズのあらすじ
26歳で底辺の生活を送っていた主人公花垣武道。
ある日、武道の人生唯一の元カノである橘日向と弟の橘直人が暴力団の争いに巻き込まれ死亡したというニュースを目撃する。
さらに翌日、仕事の帰り道に何者かに駅のホームで線路に突き落とされてしまった…!
しかしその瞬間主人公は12年前にタイムリープしてしまう。
直人に事件のことを話すとオカルトにハマっていたこともあり話を信じてくれた。
加えて弟との握手によって12年前の当日にワープできることが発覚し、日向を救うため過去を変えることを決意する!!
何度過去を変え未来を変えても絶対不動であった日向の死を変えることはできるのか…!?
東京卍リベンジャーズの面白さの1つ「タイムリープ」
ここまではヤンキー漫画としての魅力ですが、東京卍リベンジャーズには他のヤンキー漫画にはない面白い点がかなりあります。
それが東京卍リベンジャーズ代表的な要素、タイムリープ能力ですね。
時間を飛ぶ作品にはいくつか系統があって、
- 一度だけ過去に戻って人生をやり直す「タイムスリップ」系
- 強制的に時間が戻る「死に戻り」系
- 意図的に特定の時間に飛んで人生をやり直す「タイムリープ」系
などですね。
東京卍リベンジャーズこの中のタイムリープ系に当たります。
タイムリープ系の作品が面白い点として重要なのが「余分なステップを省いて面白い部分だけにフォーカスできるところ」。
通常の漫画の場合、大きな目的がテーマとしてあって、そこにたどり着くまでに複数の細かいストーリーが波のように存在しています。
「ワンピース」で言うなら「海賊王になること」をテーマにゴール地点までの各島で1つ1つストーリーがありますよね。
「NARUTO」で言うなら「火影になる」をテーマに主人公が成長していくためのボスが1つ1つ用意されています。
そのためストーリーが綺麗につながるように「繋ぎ」を意識した日常パートなどが存在します。
もちろん一流漫画ともなれば「繋ぎ」の部分もめちゃくちゃ面白いんですが、その漫画全体で見たときに最も面白い部分になることはないでしょう。(コアなファンの好きな部分となることはありますが…)
しかしこのタイムリープジャンルの場合、「繋ぎ」の部分がめちゃくちゃ少なくて済むというところなんです。
ストーリー上重要なポイントに直接飛ぶことが出来るから変に時間をカットして違和感を生むこともない。
そしてすぐに読者が夢中になれるポイントを描写してくれるんですよね。
そのため東京卍リベンジャーズにも引き伸ばしのような中だるみが全く無く、ストーリーのテンポが遅いということは全く無い。
東京卍リベンジャーズは全く飽きずに夢中になれるほど面白いということです。
じゃあタイムリープジャンルに欠点はないの?
もちろん欠点はあります。
まず第一に読み疲れるということ。
「繋ぎ」が少なく中だるみが少ないということは常に作品に集中してしまうということなんですね。
ずっと面白いからいいじゃん!と思いがちなんですが、これは意外と敬遠する人が多いんです。
例えば映画なんかだとテレビで見たとしても「2時間他のことが出来なくなるから好きじゃない」「ほのぼのしたのじゃないとずっと集中しちゃうから疲れる」という人は意外といるんですよ。
なのでどんなに面白い作品でも緊張状態が続く作品は期間が空いたときにもう一度見ようとはなりにくくなってしまいます。
そして第2にボリュームが少なくなりやすいということ。
引き伸ばし要素があればあるほど好きな作品を長く楽しめるということなんですよ。
好きな作品であればストーリーに全く必要がない部分でも面白いと感じますし、長い期間その作品を楽しめますからね。
東京卍リベンジャーズも上記のような欠点が多少存在しちゃいますね。
とはいえ巻数自体は20巻超えるくらいはありますし、最終章に入ったのが24巻なので完結は30巻前後になるでしょう。
このボリュームを濃い密度で楽しめるという点でも東京卍リベンジャーズは面白いしおすすめですよ。
東京卍リベンジャーズは登場人物の熱さが面白い!
#東卍の日常 「みんな楽しみに」 pic.twitter.com/lDXLF03X0j
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) April 13, 2020
ヤンキー漫画の登場人物というのは基本的に物事に一直線な性格の人間が多いです。
余計なことにとらわれず、一貫して決めたことを守り抜くその熱さが最高に面白いですね!
さらにヤンキーは基本的に感情がストレート。
他のジャンルの漫画だと素直に感情を言葉や態度に表すことがありません。
なのでその感情に重みが減ってしまう。
しかしヤンキーたちは「この人についていく」「こいつは仲間」といったちょっとキザな感情ですらストレートに伝えて来ます。
そのためその言葉に重みが出て本気感がモロに伝わってきて面白い!
一直線な性格とストレートな感情が噛み合って最高ですね!!
客観的に見ても東京卍リベンジャーズは面白いのか?
ここまで東京卍リベンジャーズの面白い点を挙げて来ましたが、「それってただの主観でしょ?」という人もいるでしょう。
そんな人のために東京卍リベンジャーズの面白い点を客観的事実で説明します。
まず漫画の発行部数ですが2021年7月の時点で累計発行部数2500万部を突破しました。
2021年4月のTVアニメ放送開始までが850万部、5月までの1ヶ月で+600万部の1450万部。
これは1日に約20万部売れているということになるのでその爆発的人気がわかりますね。
東京卍リベンジャーズは2017年3月から連載開始し、ニッチなヤンキー漫画ジャンルということで面白い作品でありながらもゆっくりとした伸び方をする作品でした。
しかしアニメ化がきっかけにその面白さが多くの人に伝わったので今後はさらに売上は伸びていくことでしょう。
ちなみに2500万部というと「めぞん一刻」「転生したらスライムだった件」「弱虫ペダル」など多くのファンが存在する名作が揃っていますね。
2021年7月9日には実写映画化もされています。
コロナウィルスの影響で2放映が2020年10月の予定から9ヶ月も伸びてしまいました。
しかしそれでも初登場で1位、3日間で興行収入7億に迫ると絶好調のスタートです。
つまり多くの人が面白いと感じる作品、客観的に見て面白い作品と言えるでしょう。
ちなみに発行部数からみたヤンキー漫画の売上ランキングではアニメ化する前から第8位に位置付けていましたが現在は第7位。
ペース的には第5位は超えるでしょうしヤンキー漫画全体でみても面白い作品。
ヤンキー漫画を近年のみの新しい作品という枠で括ればトップで面白い作品と言えますね。
東京卍リベンジャーズと東京リベンジャーズはどっちが面白い?
まず東京卍リベンジャーズは漫画版。アニメと映画は東京リベンジャーズです。
漫画版は表紙のタイトル(背景)に卍が含まれているんですが、アニメや映画にはタイトルに卍が含まれていないんですね。
とはいえ公式ツイッターにはどちらが正しいというような発言はないので、好きに読んでいいと思います。
タイトルの読みのおかげで、略称も「東卍(トーマン)」と「東リベ」で定まってません😅。音の略って意味では「東リベ」のほうが正しいですが、我々公式のIDは「東卍」っていう。大混乱。ちなみに編集部では「リベンジャーズ」って呼んでる人が多いです(ばらばら)
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) March 6, 2020
なのでここでは漫画版かアニメや映画版のどちらが面白いか、という点で解説していきますね。
漫画(原作)かアニメか
ただの人気度合いで言うのであれば上記で述べたようにアニメ化での売上の伸び方がえげつないのでアニメのほうが面白いと言えるでしょう。
原作との違いとしては、アニメ第1話ですら主人公が車を傷つけるシーンやゴミをポイ捨てするシーンがカットされています。
ネタバレは避けるので細かくは解説しませんが、このように原作と比べてヤンキー感が薄い部分が多め。
そのためアニメの方が普段ヤンキー漫画を読まない人には向いているかもしれません。
ただ喧嘩シーンでの迫力や登場人物の熱が読者に伝わりやすいのはアニメの魅力ですよね。
そのためヤンキー漫画らしいアングラ感を楽しみたい人は漫画、迫力や熱を感じたい人はアニメを見てください(っていうか面白いので両方見ましょう)。
アニメは漫画第8巻の69話目までしかまだ放送されていないので、もしアニメから移行する人は70話から楽しむと良いでしょう。
TVアニメ『東京リベンジャーズ』
— TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式@7月より“血のハロウィン編”スタート🔥 (@anime_toman) June 12, 2021
#10「Rerise」MBSにて放送スタート🔥🔥🔥#toman_anime #東リベ pic.twitter.com/Z3JEC5GWpD
映画は実写だけど面白いの?
次に映画版に関してなんですが、これはもうプラスαとして観るのが良いと思います。
まずそもそものタイムリープで戻れる年数も変わっていて10年となっています。
タイムリープした年齢も高校生ですし直人と武道の出会い方も違う。
いるはずなのに登場しないキャラクターもいますし、なんなら東京卍リベンジャーズでも大きな抗争である8・3抗争においては結末まで変わっていますね。
悪いヤンキーと言えば刃物などの武器を使うのが主流ですが、実写映画では使われる場面がかなり減らされていました。
そのため映画版は第4巻の29話までなんですが、映画を見てから続きをアニメか漫画で見るのはやめたほうがいいでしょう。
ストーリーが良くわからなくなってしまいます。
ただ、映画単体としてみるのであれば良く出来ていて面白いヤンキー映画ですね。
喧嘩の迫力はありましたし、東京卍リベンジャーズの喧嘩描写でも特筆すべきなのはマイキーの蹴り技だと思いますが、こちらはバッチリ迫力がありました。
ヤンキー映画らしい友情シーンもありましたし主人公のヒナへの想いの強さもしっかりしていたと思います。
そのため完全に東京卍リベンジャーズの中でも別物として観れば十分に楽しめるでしょう。
タイムリープを活かしたストーリー性ではなく、迫力ある喧嘩やヤンキー高校生の青春映画として観れば非常に面白い作品でした。
実写映画を観て、面白かったらアニメか漫画を1話から見るというのが最も東京卍リベンジャーズを楽しめるルートでしょうね。
【東京卍リベンジャーズって面白い?感想あらすじ】まとめ
ここまでよく読んでくれた人であれば東京卍リベンジャーズの面白いところは理解できたでしょう。
しかし長かったという人に向けて東京卍リベンジャーズの面白いところをまとめておきます。
- 近年ヤンキー漫画でトップの発行部数
- 登場人物の熱さと真剣さがダイレクトに伝わってくる
- 中だるみがなく常にクライマックス
- タイムリープジャンル自体名作が少ない中での大人気
- 漫画もアニメも映画も全て好評
わかって頂けたならさっそく東京卍リベンジャーズを見に行きましょうね!
他にも東京卍リベンジャーズ記事があるので気になった人はどうぞ。
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