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【嘘喰い】ビンセント・ラロについて詳しく解説!ボスキャラで唯一賭郎を相手取った組織力!

嘘喰い
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嘘喰いの賭郎を除く敵キャラクターのラスボスであるビンセント・ラロについて詳しく解説していきます。


物語初期から第3勢力のボスとして君臨し続けたラロ。

登場するストーリーは少なめですが、ラロの組織は嘘喰いのストーリーに影響し続けました。


そして嘘喰いの中でも絶対的な組織として君臨する賭郎を唯一乱し、読者を驚かせたボスキャラクター。


このページではそんなラロの特徴や経歴をまとめました。


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ビンセント・ラロのプロフィール

ラロはアイデアルのボスで登場当初はシルエットで登場し「ボス」と呼ばれていました。

その理由はビリー・クレイグとヴォジャ以外その正体を知らなかったから。


名前で分かる通り外国人で、明るい長髪に外国人らしい整った顔が特徴。

しかし「ビンセント・ラロ」という名前が本名かどうかは明示されていません。


自分の利益を高める欲望に際限がなく手段を選ばない人物です。

嘘喰い世界に存在する7人の「悪徳者達」の内の1人。


ラロは冷酷な人物で部下や協力者にも特別な感情を持つことはなく、常に冷静に駒として扱います。

「廃坑のテロリスト編」で登場し、一貫して賭郎の乗っ取りと屋形越えの権利を横取りすることを目的としていました。


嘘喰いでは物語初期から一貫してラスボスとして君臨し、まともにラロが表舞台に登場するのは「プロトポロス編」からとなります。

そして嘘喰いのストーリーは大きく分けると常に主人公勢、賭郎勢、アイデアル勢の三すくみで描かれました。


最終的にラロは「エア・ポーカー」で貘に敗北し死亡。

暴の実力はどれくらい?

嘘喰いに登場するボスキャラの中でもトップクラスに知能が高く、貘を長期間に渡って相手取った実力者。


ラロの組織であるアイデアルは「廃坑のテロリスト編」で初登場しました。

この時のラロはアイデアルのボスくらいの情報しかありませんでしたが、テロを止められたという理由で即座に切間創一に電話できるほどの情報網を有しています。


さらにその時の会話では、ラロ視点では賭郎を下に見ているのか創一に対してタメ口で命令していました。

そして実際に「プロトポロス編」の終盤にラロは嘘喰い史上初めて賭郎を混乱状態にさせ、賭郎の粛清を物ともせず不正行為をゴリ押しとしています。


上記だけでもラロが組織するアイデアルの強さはわかりますが、ラロ自身の知能も相当なもの。


まともにラロが描写されるのは「プロトポロス編」からですが、王になるための動きは貘と対等、もしくはそれ以上でした。

貘より先に上位市民となるだけでなく皇帝最有力候補にもなっています。


貘とは違い「プロトポロス」の盤面だけでなく、ラロは常にルール外である島の外からの攻略を考えていたのもミソでしたね。


貘の味方に創一がいたために敗北してしまいましたが、もし創一が「プロトポロス編」に参加していなければ勝てていなかったかも知れません。

さらに上記で述べたとおり、「プロトポロス」でラロの敗北が確定しても堂々と不正行為でルールを無視し「エア・ポーカー」まで進展させました。


「エア・ポーカー」では貘に比べるとラロの方が少々有利な手札ではありましたが、基本的に優勢なまま進行

貘の罠に敗北することになりますが、このときも味方役である創一の強さ(貘との絆)と梟の強さに差がなければどうなっていたかはわかりません。


ラロは嘘喰い初期から一貫して敵組織のラスボスとして君臨し続け、唯一自身の実力以外の要素で敗北が確定している人物でした。

親しい人物は少ない

基本的にラロは部下や協力者と親しくはありませんが、唯一ラロと親しい人物が2人います。


それがビリー・クレイグとヴォジャ


クレイグは登場初期からラロと2人で密談し、唯一信頼が置ける人物として描かれていました。


ヴォジャに関してはバトルシップ編に登場した程度なのでラロとの間にそこまで親密な関係が描かれることはありませんでした。

劣悪な児童施設にいたヴォジャをラロが引き取り、実父のレーシィと殺戮の手段にしていた程度。

しかしラロのラストバトルである「エア・ポーカー」では2人の死がラロの心理状態に強く影響しています。

ダイヤモンドへの執着心

ラロのダイヤモンドへの執着心は相当なもので、死んだ場合も自身の死体をダイヤモンドにするという遺言を残してあります。


ダイヤモンドを目にすると惚れ惚れした表情になり、ラロ以外の雑魚キャラがダイヤモンドを手にすると激怒していました。


特別ダイヤモンドに執着する理由は明かされていませんが、恐らくラロは純粋にダイヤモンドが好きで独占欲が強いことから生じた性格と言えるでしょう。

ラロのダイヤモンド好きを示す名言もありました。

  • 「ダイヤに価値を見出す人間を許せない」
  • 「まして、身に着けるなど死罪」


ラロが貘や創一と直接戦ってしまい敗北したのも、このダイヤモンドの執着心から三者会談を行ってしまったという理由が大きいですね。

死亡後のラロは結果的に左半身はアビ・カーンに横取りされてしまいましたが、右半身はダイヤモンドへとなりました。

嘘喰いトップクラスの魅力を持つ悪役

嘘喰い世界には多くのボスキャラが存在しましが、その中でもラロはトップクラスの純粋悪キャラクター。


嘘喰いの設定的にもラロは世界を乱す「悪徳者達」の1人というものがありますが、それだけではありません。

ラロ登場初期から賭郎を乗っ取るための布石としてミサイルテロにも加担


そして最たるものが、ラロは「プロトポロス編」で自分の勝利のために大人数に麻薬入りリンゴを食べさせたこと。


アクション漫画やサスペンス漫画など、外傷を与えて相手を殺害する悪役や市民に大きな力でテロ行為を行って世界を支配するタイプの悪役は多くいるでしょう。

しかしより現実的で具体的な「麻薬」という手段を使い、さらにそれを無差別に大人数強制摂取させた悪役は漫画界でも少ないのではないでしょうか。


このようにラロは純粋悪のようなキャラではありますが、嘘喰いの中でもトップクラスにギャグに対応しているキャラでもあります。

「プロトポロス編」に入る前の創一と貘とラロの会合で椅子に仕掛けた画鋲に引っ掛かるのも面白い。


「プロトポロス編」は嘘喰いの中でも話数が長く、さらに「エア・ポーカー」は嘘喰いの中でも人気が高いゲームの1つということもあってラロは頭に残る悪役と言えるでしょうね。

実写映画には出てくれなさそう

嘘喰いは2022年2月に実写映画化されます。


しかしラロが実写化される可能性は絶望的でしょう。

嘘喰いが実写化されるストーリーはまだ発表されていませんが、恐らくは序盤のゲームである「廃ビル脱出勝負」「セブン・ポーカー」「ハングマン」のどれかになると思われます。


この内、ビンセント・ラロが登場するのは「ハングマン」の最終盤で、ラロの役割もゲームにはほとんど関係なく次への繋ぎとして扱われています。

そのためラロが登場するとすれば続編の映画が確定していると考えられます。


しかし嘘喰いはギャンブル漫画好きの中では評価が高いですが、売上自体はそこまでよくありません(2021年9月5日現在880万部突破)。

そのため続編の映画は映画が爆発的大ヒットした場合以外に考えられないので、上映開始前から企画されることはないでしょう。


嘘喰いのストーリーを完全無視し人気ゲームだけをピックアップした実写映画化であれば、「エア・ポーカー」がチョイスされボスキャラのラロが選ばれることになります。

しかしその場合改変が大規模すぎるのでボスキャラがラロになるかは怪しいですね。


アニメ化に関しても、連載期間の2006年から2018年までアニメ化の話がなかったので期待薄。

嘘喰いはアニメ化したら絶対成功すると言われるくらいに読者に評価が高い漫画ですが、裏社会がメインな上にドティやエア・ポーカーなどゲーム内容が一般向けにしては複雑すぎるので期待薄。


OVAにもラロは登場していません。

これらの理由からビンセント・ラロの映像化は期待できないと言えるでしょうね。

【まとめ】凶悪と面白を兼ね備えたキャラクター

ビンセント・ラロは嘘喰いのボスキャラクターの中でも唯一と言っていいほどユーモアに溢れたキャラクターでした。

椅子に付いた画鋲トラップに引っかかったりのぶ子のレベル100を見た時に貘と面白リアクションをしたり…。


麻薬を使った凶悪プレイもラロならではの魅力。


嘘喰いの中でもラロはトップクラスに人気な「エア・ポーカー」のボスキャラというのも良いですよね。

アニメ化は期待薄ではありますが、もしアニメ化したらぜひ見てみたいキャラクターの1人でした。




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