嘘喰いは基本的にはギャンブル漫画ですが、その中で裏社会のリアリティと迫力がある暴力シーンは魅力の1つ。
となれば各キャラの暴力の強さが気になるのは自明の理。
嘘喰いには強キャラオーラが半端ないキャラも多いので、なんとなく「このキャラが最強だろう」という予想を立てている人も多いのではないでしょうか。
この強さランキングでは純粋な暴力の強さだけでランキング付けしています。
実際に嘘喰いのストーリーで描かれた戦績を元に具体的にまとめたので、強さが気になった方は是非参考にしてください。
目次
嘘喰い強さBランク(拾號立会人クラス)
第14位!箕輪
嘘喰いでは密葬課所属。
初期に登場する密葬課でありながら「超人」という名も冠するキャラ。
遺伝子の突然変異と高密度筋骨によって通常の人間を凌ぐ身体能力を持ち、嘘喰いの中でも最初に絶望感を感じたキャラであるという人は多いでしょう。
嘘喰い第12巻でマルコが反撃不可な状態ではありましたが30秒間で血だるまにすることに成功(倒し切れはしなかった)。
その後覚醒したマルコに大敗し、大怪我の状態でトラップも重なってかなりの重体になりますが立会人の門倉を一瞬で瀕死にさせています。
もし万全ならラビリンス編の門倉と同クラス以上の強さを示せたでしょう(恐らくは立会人拾號に迫る強さ)。
最終的な戦績は敗けばかりですが、それでも強さランキングに入賞はする人物です。
第13位!三鷹花
嘘喰いでは密葬課所属で賭郎の参拾號立会人、そして拾號立会人にクラスアップした人物。
過去には中国裏社会で「鷹」と呼ばれる伝説の殺し屋だったこともあります。
百龍と夫婦であり、過去には油断した百龍であれば返り討ちにできる強さがありました。
狭い車内で妃古壱とまともに戦い抜けたのはアピールポイント。
さらに拾號立会人だった番代から號奪戦で號を直接奪い取ったのも強さがわかりやすいポイントですね。
このときはかなり余力があったので、強さは拾號よりもう少し上かもしれません。
とはいえ賭郎立会人であることにあまりこだわりがなく、強さに執着がないので判断は難しめ。
男性主体の嘘喰いのですが、その中で女性でこの順位という時点でかなりすごい。
もし老齢でなかったら零號立会人に迫る強さだったでしょうね。
第12位!夜行丈一
嘘喰いでは賭郎のS級掃除人。
通常カラカルや伽羅と戦える強さを持ち、嘘喰いの中でも強キャラ感溢れた登場でした。
しかし実際には過去に伽羅に顔に傷をつけられていること、カラカルと伽羅での3人バトルロワイヤルで最初にスタミナ切れをしていることから伽羅をよりは強さは下でしょう。
とはいえ丈一vsカラカルでは勝負がつくことなく戦闘が終了しているので純粋な強さは通常カラカルと同等か若干し下くらい。
さらにバトルロワイヤルの際、カラカルは高い知能で上手に立ち回っていたのでその点を鑑みればやはり強さは通常カラカルに軍配が上がりますね。
ランペイジとの戦いでは予想外の出来事によって一時的に敗北しますが、最終的には顔面を粉砕して圧勝しています。
とはいえ嘘喰いの中でもランペイジ自身の強さの比較対象はほとんどなく、むしろ妃古壱クラスなら不意の出来事にも対応して瞬殺しているだろうことを考えると強さランクは落ちてしまいますね。
地下道で通常カラカルや伽羅と戦える強さがあったとも書きましたが、戦える強さがあるだけで実際には1人だけ膝をついていたというのも大きい。
登場時は強キャラ感が半端ないのにその後がパッとせず、カラカルと伽羅がその後の戦闘で明らかに強さが増しているので、丈一が1人だけ置いてけぼりになってしまっています。
そのためかっこいいんですが噛ませ犬感が強いキャラになってしまいましたね。
嘘喰い強さAランク(一桁立会人クラス)
第11位!弥鱈悠助(ちゃんみだ)
嘘喰いでは賭郎の弐拾八號立会人。
號数は低めですが八號立会人(能輪巳虎)を圧倒できる強さを持ちます。
歪んだ性格の持ち主のため戦闘開始から本気で戦うことはなく、嘘喰いの中でも強さがわかりづらいのが特徴的。
ただ八號立会人には圧倒できてもハンカチ勝負で紫音、門倉、真鍋には敵いそうもありませんでした。
第10位!能輪紫音
嘘喰いでは賭郎の陸號立会人。
嘘喰いの中でも戦闘シーンはあまりなく強さの判定が難しい人物。
実際の戦闘ではドラッグによる錯乱状態でもちゃんみだを圧倒する強さを見せました。
ただ錯乱からか結果的には敗北しているところが致命的。
精神による乱れがなければちゃんみだには勝るでしょうし真鍋に勝つかもしれませんが強さが不安定すぎますね。
第9位!真鍋匠
嘘喰いでは密葬課の課長で後に弐拾九號立会人になった人物。
車内で撻器と戦った際は互角の強さを見せました。
とはいえ撻器が時間稼ぎをしていたことを考えれば実際の強さが互角ということはないでしょうが、少なくとも嘘喰いの裏ボスキャラとも言える撻器相手に瞬殺されなかったのは重要です。
號数から見ると強さがわかりづらいかもしれませんが、終盤の門倉に迫る強さを持つ人物。
戦闘シーンが少なく戦績も敗けばかりなので強さがわかりづらいかもしれませんが、実際に戦って終盤の門倉と接戦というだけでその強さがわかりますね。
第8位!門倉雄大
バトゥーキ4.5.6巻重版かかりました!
— 迫稔雄 (@oshitokosa) July 20, 2020
各書店に出回る事を期待します!
皆さんに読んで欲しいんや!! pic.twitter.com/bwcVrhkfzi
嘘喰いで登場時、拾陸號立会人で後に弐號立会人まで上り詰めたキャラ。
そのため嘘喰いのストーリー上で著しく強さに変化が出ているキャラの1人です。
ラビリンス編ではノーダメージ状態かつ自分が粛清する立場の状態で重体の箕輪に致命傷を受けました。
その後一撃で返り討ちにはしましたが、もし万全の状態での勝負ならどうなっていたかわからないでしょう。
後のプロトポロス編以降では性格も含め強さが著しく変わります。
ハンカチ勝負において銅寺、弥鱈、真鍋の3人と連戦し格上の強さを持つ真鍋にすら勝利してみせました。
登場時から比べてここまで格上のキャラに勝つのは嘘喰い全体で見てもトップクラスの成長です。
夜行妃古壱には一歩及ばずでしたが、接戦の勝負を見せたことで號だけでなく強さも立会人上位であることがわかるでしょう。
良くも悪くも弐號立会人という位置がピッタリなキャラですね。
嘘喰い強さSランク(零號立会人クラス)
第7位!百龍(パイロン)
嘘喰いの中国勢で最強の人物。
ビンセント・ラロからは「古強者」「殺戮百般」と呼ばれています。
伽羅や撻器クラスの実力を持つと評されることもありました。
実際に妃古壱との戦いはほとんど互角の戦いを見せています。
意識を失いながらの激戦を繰り広げ、お互いに疲弊しながら百龍が離脱したことで戦闘は終了。
この戦闘で百龍の強さが妃古壱の若干下に位置することが判明しました。
この後三鷹に粛清されますが、妃古壱との戦いで瀕死になっていたことを考えれば強さに影響させる必要はないでしょう。
むしろ嘘喰いの中での百龍はすでに老齢なので、もし若い時代が具体的に描写されていれば強さの格はさらに上だったでしょうね。
第6位!夜行 妃古壱
ハッピーホワイトデー!! pic.twitter.com/64QmIsjeZA
— 迫稔雄 (@oshitokosa) March 13, 2021
嘘喰いでは賭郎の弐號立会人から零號立会人にクラスアップしました。
総合的な能力の高さとその強さから「無敵の死神」や「パーフェクト取立人」という称号を持っています。
廃坑のテロリスト編において目蒲との戦いを自在に操り、圧倒的な実力で粛清。
最強クラスである撻器との戦いでも勝利します(撻器の慈悲によるハンデ付き)。
しかしこの影響で右手を怪我してしまい、嘘喰いのストーリー上成長らしい成長はできなくなってしまったのが難点ですね。
とはいえ百龍との戦いも互角ではありましたが退けることに成功。
怪我をしていたことを考えれば百龍より若干妃古壱が優勢ですね。
そしてハンカチ集めでは門倉に意図的に敗北しましたが、後の戦いで勝利してみせました。
これらのことから撻器というイレギュラーの立会人を除けば、嘘喰いの中で最強の立会人と言えるでしょう。
第5位!切間撻器
嘘喰いでは賭郎の零號立会人。
嘘喰いの中でもトップクラスの強さを持ち、先代お屋形様でもありました。
その立ち位置や振る舞いから少なくとも妃古壱以上であることは推察できます。
そして実際に妃古壱との號奪戦で「妃古壱に蘇生の余地を残す」というハンデを自身に課し、胴体攻撃のみで妃古壱を圧倒してみせました。
しかし最終的には妃古壱に敗北し死亡したためにこの順位。
たつきより上のキャラは胴体のみの攻撃でも妃古壱を圧倒できる、少なくとも最終的に敗北はありえない人物ばかりですね。
ただ嘘喰いのストーリー上、フィールドから一歩退いた成長が終わっているキャラという立ち位置だったという点は重要。
もし全盛期の強さが描写されていたら覚醒マルコとは言わずとも睡眠カラカルや伽羅には勝てていたかもしれませんね。
ちなみに真鍋との戦いもありましたが、戦績は引き分けでも余裕がある戦闘でした。
嘘喰い強さSSランク(立会人を超える最強クラス)
第4位!カラカル
嘘喰いではアイデアル所属でありラロの右腕。
伽羅とまともに戦える持ちます。
嘘喰い第11巻の丈一と伽羅の3人バトルロワイヤルではわずかに伽羅が強さに優れていると判断していました。
しかしそれでも高い知能を駆使し、3人バトルロワイヤルにおいて常に有利な側に立ち振る舞っています。
自身が狙われたタイミングで戦闘を離脱できる能力も強さの1つでしょう。
雹吾とレオの2人を相手取ってもまともに戦うことができ、睡眠状態となったときには優位に立つことができました。
睡眠状態へ移行すると脳の異常分泌によって身体能力の強化と凶暴性の向上が見られます。
痛覚もなくなるので強さは飛躍的にアップしていますが、理性がなくなって持ち前の高い知能を発揮できなくなるのは致命的(嘘喰いの中で知能の高い最強格はカラカルと撻器のみ)。
同クラスの強さの相手であれば優位に立てるかもしれませんが、格上の強さを持つ相手だと持久戦に持ち込まれると辛いでしょうね。
ただもし睡眠状態から戦闘開始、もしくは瞬時に睡眠状態に到れる術があれば伽羅を上回れるかもしれず、睡眠カラカルこそ嘘喰い最強という人も多いでしょう。
ちなみに睡眠状態でも覚醒したマルコには敗北していることに注意。
第3位!キョンホ・ジョンリョ
嘘喰いではビンセント・ラロの協力者。
嘘喰いの中でも強さはピカイチで、ノーダメージの伽羅を相手に互角の戦いをできるほど。
戦闘シーンとしては分析できるほどの数はありませんが、それでも最強格の伽羅とガチ勝負できるだけでその強さがわかります。
最終的には死亡してしまいますが、伽羅の片腕を持っていった上で致命傷を与えました。
結果的には伽羅に敗北という描写ですが、このときに与えた傷によって伽羅も死亡しているところもポイント。
伽羅の決死の攻撃で敗れはしましたが、もし強さ議論として机上で何度も戦わせるのであれば戦績は五分五分になるでしょう。
ジョンリョ以外の嘘喰い最強格が揃って覚醒マルコに負けており、唯一勝てるかもしれないキャラでもあります。
戦績から総合力では負けていることは推察できますが、2人の強さの相性は気になるところですね。
第2位!伽羅(きゃら)
覚悟しとけよ… pic.twitter.com/i4i7XFoPYW
— 迫稔雄 (@oshitokosa) February 18, 2021
賭郎の元零號立会人。
嘘喰いで登場してから最終盤まで常に最強の立ち位置にいた人物。
その堂々とした振る舞いと最強感は嘘喰いの中でも随一でしょう。
嘘喰いの中で伽羅自身「自分を粛清できる者はいない」と何度か発言していますが、それをあざ笑ったり否定するかのような人物は登場していません。
嘘喰い第11巻では夜行丈一や通常カラカルと力が拮抗しているという描写がありました。
しかしその中で彼らを上回る強さがあるとして2対1の状態に追い込まれますが、それでも戦い抜いています。
廃坑のテロリスト編でマルコとレオ相手にも余裕を見せるなど、格下相手にはかなり余裕がある戦いを見せるところが特徴。
ジョンリョとの戦闘の際はかなりの接戦で重症を負いましたが勝利。
最終的には死亡しましたが、まともな敗北は覚醒マルコ以外にはない最強クラスの人物です。
もし嘘喰い最終盤に覚醒マルコとガチ勝負をしていたら強さの順位は変わって伽羅が最強になっていたかもしれませんね。
第1位!マルコ
最序盤から登場し、嘘喰いの中で常に周囲から化け物のような強さを持つ人物として注目され続けました。
注射をトリガーに「ロデム」の人格が目覚めると身体能力が向上するのが特徴。
ロデムなしだとそこまで強くはなく、レオと組んだ状態でも伽羅に歯が立ちませんでした。
しかしロデムを制御した覚醒マルコは嘘喰い最強キャラ。
伽羅にも睡眠カラカルにも勝利しています。
嘘喰い最強候補のうち2強をタイマンで倒したのは覚醒マルコだけなので、彼の強さに異論を唱える人はいないでしょう。
強さを議論する余地があるとすれば、「覚醒するか不安定」「ロデムの人格が消えた可能性がある」というところのみですね。
嘘喰いのストーリーでは主人公側の暴力担当なので、同格以上の相手は苦戦→逆転勝利というルートになりがち。
それは同格以上でないと覚醒できず格下にも無双できないと考えられますが、逆に言えば同格以上であればほぼ確実に覚醒できるという長所でもあります。
【嘘喰い強さランキングまとめ】最強は意外とわかりやすかった!
嘘喰いの暴力最強は問答無用で覚醒マルコと言えるでしょう。
巷では極上マルコと呼ばれることもあるようですね。
実際に嘘喰いのストーリー上でガチ勝負をしてるので強さがわかりやすかったです。
ギャンブル漫画だからか強さがインフレしていないところは嘘喰いの魅力ですね。
最強クラスの4人のうち3人は序盤に登場したキャラというのがいい。
後半のインフレしてる状況で登場したわけでもなく、露骨に強化されたわけでもなく、純粋に初期からえげつない強さを維持し続けたキャラが最強格なのはバトル漫画にはない嘘喰いならではの魅力でした。
嘘喰いの他にもリアルで迫力ある戦闘を描いた漫画の中で強さランキングを知りたい人は下記記事へどうぞ。
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