八月九日 僕は君に喰われる。を読んでみて感想を書いてみました。
不気味と狂気を味わえるサスペンスホラーです。
化け物も登場しますがただグロいホラーとは全く違います。
全員が美女で主人公を追うストーカーなのにラブコメは全く無いハラハラできるホラー漫画。
ネタバレもあるのでご注意ください。
目次
八月九日 僕は君に喰われる。の基本情報
・バンブーコミックス
・竹書房
・tomomi
・2020年8月6日1巻発売
あらすじ
主人公の櫻井の高校にとある女の子が転校してきた。
かなりの美人だが腕に長い包帯を巻いてるという。
その女の子は出会った人全員に「この街に最近引っ越してきた男子高校生はいないか」と聞いている。
それぞれ別件で10件以上ストーカー被害に遭っていた櫻井。
彼はその女の子を自分を追いかけてきたミヤコであると確信する。
助けてくれるという植田に連れられて廃校舎へ向かうと植田は巨大なムカデのようなものに変身した。
ミヤコが現れ助けてもらう代わりにミヤコを受け入れることを強要されてしまう。
ミヤコ自身も狼のような化け物に変身しムカデのような化け物を倒してもらった。
櫻井はミヤコに恐怖したが今助かったことに安堵する。
しかし櫻井の眼前に彼を狙う大量のストーカーの化け物たちが現れたのだった…
サスペンスホラー漫画
ストーリーはサスペンスホラーです。
異形の化け物に常に追われたハラハラ感を味わうことができるでしょう。
ストーカーが側で見守ってくれるようになりますが可愛らしさやラブコメ感はありません。
不気味感の方が圧倒的ですね。
異形の化け物が相手で撃退シーンも多いですがアクションホラーというほどではないす。
戦うのは化け物同士ですし櫻井は無力ですからね。
化け物は全員女の子で異常に櫻井に執着するストーカーという状態にも意味がありそうです。
「また八月九日が来る」「何かの成れの果て」など意味深な謎も登場してますね。
登場人物に関して
ミヤコがメインパートナー
ミヤコは美人ですが化け物化するストーカー。
櫻井がミヤコに対してちょっと+の感情を示すと狂ったような表情を見せています。
「何があっても何もなくても私だけを呼んで」なんて狂ったセリフも登場しますし、他の女の人に嬉しそうな表情を示してしまうと「私のときはそんな表情しない」と怒りの感情を顕にします。
ラブコメなら可愛いんでしょうがジャンルはサスペンスホラー。
その時のミヤコの表情は不気味・狂ってるとしか思えません。
異常に主人公を愛すラブコメは多くありますが、現実にストーカーのようにあまり知らない女の子に愛されたら主人公の目には本来こう映るのでしょうね。
ミヤコは「ミヤコの成れの果て」と言われてるので彼女が化け物化しているのにもなにか意味がありそうです。
他の女性も全員美女でストーカー
基本登場するメインの女性は全員ストーカーであり櫻井に極端な執着心を示します。
しかしなぜ自身が櫻井に執着するかはわかっていない様子。
自分たちが「何かの成れの果て」だったってことしか覚えていないとのこと。
このことに関しては櫻井のほうがなにかを隠しているようですね。
全員が美人ではありますがお色気シーンはほぼ皆無と言って問題ないでしょう。
狂気や不気味さを十分に表現できている絵
描写は怪異系のホラーで化け物は巨大ムカデなどの異形な形。
ゾンビホラーや純粋なホラーとは恐怖のジャンルが異なりますね。
【八月九日 僕は君に喰われる。】は不気味という描写が一番多い
異形の化け物もそうですが登場する女性の狂った表情も不気味な要因の1つでしょう。
絵も上手で狂気や不気味な化け物を楽しめる漫画になっています。
八月九日 僕は君に喰われる。のネタバレ感想まとめ
怪異系化け物ホラーって意外と名作は少ないんですよね。
ゾンビ系みたいに逃げ惑ったり怪談を主にした純粋に怖くてグロいホラーは名作も多いんですけど。
化け物ホラーだとアクション化することも多いですしグロいだけでホラー感がなくなってくものが多い。
「八月九日 僕は君に喰われる。」はサスペンスホラーらしい化け物がほどよく登場しているのでブレることなく続いてくれると面白くなりそうです。
登場するのが美女ばかりなのでお色気系にぶれそうなのが心配。
無料で試し読みもあるのでぜひご利用ください。

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