今際の路のアリスを読んでみて感想を書いてみました。
多少のネタバレもあるのでご注意ください。
概要
主人公が目を覚ますとそこは荒廃京都、いた記憶のない場所です。
そこには11人がいてなぜか全員トランプを所持し、ほぼ全員が縁がない人物です。
東京に向かいたい人もいるというのと、12人目のトランプを持つものがすでに東京に向かっているという書き残しがあるため、トランプに意味を見出した人たちは東京に向かうことになります。
その過程でトランプを欲しがる人、混乱させて楽しむ人などが現れ殺し合うサバイバル物語です。
解説
今際の国のアリスのスピンオフ作品ですね。
原作と違って謎解きデスゲームとは違い、荒廃した日本のサバイバルです。
トランプは既に持っていて、ビザが切れて死亡などはありません。
何人かがキーアイテムを持っており、トランプが重要であるということだけ記憶を取り戻すせいで結果的に殺し合うというだけです。
サバイバルと書いたんですが完全なサバイバルものというわけではないですね。
殺し合い、サバイバル、なぜ飛ばされたのかという謎解きが複合的に混ざりあった漫画です。
今際の国の方のげぇむは行われません。
なので所持していたトランプやそのマーク自体に意味はありませんね。
強いて言うならバラバラであるというくらいでしょうか。
感想
今際の国のアリスと同じような話を別ベクトルで読みたいと思って読むと全然違って残念に思ってしまうかもしれません。
全くジャンルが違うのと共通点はほぼ舞台を使っている部分というだけなので。
しかし話の内容自体はおもしろく、12人の動き全員が気になって夢中になれるかと思います。
殺し合いからの逃走と12の来た理由の謎を楽しむものですね。
謎が明らかになっていくとトランプいらなかったのかよと肩透かし感が出るんですがきっちり最後に必要になるのも良いです。
結末もすべて解決してハッピーエンドとして満足できると思います。
面白いので興味を持った人は是非試し読みでも読んでみてください。
ネタバレ
途中で飛ばされた場所が生と死の境でさまよっているものたちの共通無意識によって産まれている世界だとわかります。
飛ばされている数人がある事件を解決するために任務としてこの世界に来ています。
その事件の犯人は1人でこの世界に来ています。
そして残り数人はまとめてとある事故にあっていてその任務と事故が同タイミングであい、そのタイミングが理由で同じ場所で目を覚まします。
飛ばされると記憶がなくなるんですが、思い出すキーとして様々なものを用意しています。
それによる中途半端な記憶の思い出しによって重要なトランプをめぐって殺し合いが起きてしまうんですね。
ここで死んだものは現実でも死んでしまうと考えられており、実際に生き残るのはたった2人です。
トランプは生き残ったものが現実の世界に変えるため、ある場所で、ある方法を使うために必要になってきます。
コメント