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【賭博堕天録カイジ 和也編】ギャンブル漫画シリーズ!ネタバレ感想

ネタバレ
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カイジシリーズは現在6シリーズ出版されています。
順番は「賭博黙示録カイジ」「賭博破戒録カイジ」「賭博堕天録カイジ」「賭博堕天録カイジ 和也編」「賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー」「賭博堕天録カイジ 24億脱出編」の順です。
このページでは「賭博堕天録カイジ 和也編」の良さを伝えていきたいと思います。

ネタバレも含まれるのでご注意ください。

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「賭博堕天録カイジ 和也編」

カイジシリーズの4作目です。

第3作目と同じタイトルではありますが、いつものカイジと同じまったく違うゲームでの続編です。
今回は和也編という名前ですがカイジvs和也というわけではありません。

「賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編」でカイジが仲間にする2人を含む一般人がギャンブルに挑むことになります。
和也は借金持ちに賞金を出したデスゲームを用意するという形になっているのでvsという感じもありませんね。
カイジvs和也は序盤で決まり、そのご飯休憩で悪趣味デスゲームを見学するカイジと和也がこのシリーズのメインとなります。

ちなみにカイジのこの時点での所持金は4億7千万オーバーとなっています。

ギャンブル内容は「救出」のみになります。
一応「愛よりも剣」というデスゲームギャンブルが登場しますが、和也が描いた小説の中身であり少しだけです。

救出

ゲーム参加者はヘルメットを付け階段状に上から座ります。
ヘルメットは頭を締め付け潰す機能がついており、座る順番は上から1・2・3番とくじ引きでラウンドごとに決められます。
座る時ベルトで身体を固定されます。

ゲーム開始時に行われるルーレットによって1人「救出者」2人「人質」が決まります。
この役割の決定は知らされずかぶっているヘルメットの上部ランプの点滅によって判明します。
加えてゲームの終盤知らされますが2連続で「救出者」に選ばれることは有りません。

ゲームは13ラウンド行われます。

ヘルメットに大音量の音楽が流れているため「音」による意思疎通はできません。
ゲーム中の身振り手振りによるサインは可能ですが前を向くことしかできません。
ゲーム開始時の打ち合わせも禁止でルール説明も個別に行われます。

「救出者」はスタートして「30秒以上1分1秒未満」の間にすぐそばにある「人質開放ボタン」を押せばクリアとなります。
座席の手元にあるボタンを押すとベルトが外れ行動可能になりますが、他の者のベルトはボタンを押しても外れなくなります。

30秒未満に救出者が「人質開放ボタン」を押すとゲームは失格になり全員の命は助かります。
1分1秒に達した場合に救出者が「人質開放ボタン」を押した場合と、人質が「人質開放ボタン」を押した場合もゲーム失格になります。
この場合は人質のヘルメットが締め付けられ1分で頭を粉砕します。

そのラウンドをクリアすると救出者が「人質開放ボタン」を押した時間が何秒であったかが全員分かる状態で表示されます。

最初の掛け金がクリアするごとに倍々で増えていき16ラウンドクリアして1億に達するとゲーム終了となります。
1億4千万を超える金額ではありますが1億円でストップです。
30秒未満のゲーム失格の場合は賞金没収ではありますが、人質が死ぬ場合は現在の賭け金倍にした状態でゲーム終了となり救出者の独り占めとなります。

このゲームは人質を殺せば賞金と安全が保証されるが、早く殺さないと逆に殺され独り占めされる可能性があるゲームでもあります。

友情による1億3等分か、殺した上での安全と大金かを選択する友情デスゲームギャンブルです。

友情を試すゲームなだけ合って3人は他人ではありません。
同じ職場の借金を抱えた光山、中国人のチャン、フィリピン人のマリオの3人となります。
しかし最後の最後で3人のうち1人が裏切ります。

カイジの説得と和也のご機嫌もありカイジが約7000万を裏切り者に払えば他の2人は生かすと和也に言われます。
「赤の他人にそこまでするやつはいない」と考える和也に対してカイジも「なぜそこまで」と考えますがとっさに助けるを選択します。

そしてカイジは7千万を減らした4億で次シリーズ「賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編」にて和也とのギャンブルに挑むことになります。

感想まとめ

スリルによるデスゲーム要素がかなり強いです。
そのため心理描写もふんだんに盛り込まれています。
デスゲームによる登場人物の心理ならもっともリアルに描写されている漫画とも言えるでしょう。

しかしその分漫画内の時間の進みもかなり遅くなっています。
ちなみに対戦相手がいるわけでもなくゲーム攻略法もすぐ見つけるので頭脳戦心理戦要素はありません。
この漫画を読まなくても「賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編」には移行できなくもないです。
前情報となるのは仲間2人ができてお金が7千万減っているという部分だけですから。
カイジは自分のみの危険を加味した上で「人質開放ボタン」を押し続けた2人なら信頼できると連れて行きます。
次の場所は完全な敵地でもあるので。
その2人なら信頼できると判断した重みがこの漫画を読まないとわかりにくいかもしれません。
しかしここまでカイジシリーズを読んだ人ならこのシリーズも間違いなく読むべきでしょう。
心理描写が濃く描かれているのも好きでしょうし。
デスゲーム好きな人にもおすすめですね。
無料で試し読みもあるのでぜひ利用してみてください。

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